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キャロル パトリシア・ハイスミス

クリスマス商戦のさ中、デパートのおもちゃ売り場でアルバイトをする十九歳の女性テレーズは、美しい人妻と出会う。彼女の名はキャロル。テレーズは恋に近い気持ちを胸に、キャロルに誘われ自動車旅行へ。二人を待つ運命を、彼女たちはまだ知らない……サスペンスの巨匠ハイスミスが匿名で出した幻の恋愛小説、待望の本邦初訳。

映画公開時にオススメされていたが見に行くことが出来なかったので読む。知らなかったが「太陽がいっぱい」の作者である。

内容は同性愛恋愛小説であり、クリスマスカードを勇気を出して投函する場面などは好ましかった。ボーイフレンドリチャードとの曖昧な関係や嫌みな態度を取られる場面などは不思議だったが、あとがき内で、

当時やこれ以前の同性愛小説では最終的には自殺などの不幸な結末になるか、異性愛者に転向するか、単にポルノグラフィティな存在であるかであったので、素直な恋愛小説でありハッピーエンドであったことからベストセラーになったのだ、といった内容が描かれていて納得した。

管理社会での息苦しさなど、1950年代のアメリカの空気を感じる作品。

 

姉の感想:私は映画を見たんだけど、当時の雰囲気をいまいちつかみ切れてないから、当時そういった行動をするのがどれだけ思い切ったことだったのかがよく分かんなくて、それで乗り切れなかったってのはあったよ。